法人カードの特典を徹底比較！失敗しないための4つのポイントも

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「法人カードを導入したいけれど、どんな特典が付いているのかが分かりにくい」

「年会費に見合ったメリットが得られるカードを選びたい」

このような悩みは、法人カード導入時に思う人もいるのではないでしょうか。

法人カードには、支払い以外にも業務効率化や経費削減に役立つ多彩な特典が用意されています。しかし、特典の豊富さだけで選ぶと、コストとメリットが見合わないこともあるため、慎重な比較検討が欠かせません。

本記事では、アメリカン・エキスプレスの3つの法人カードを例に具体的な特典内容を比較していきます。また、法人カードの特典を比較する際にチェックした方が良いポイントも紹介するので、ぜひ最後までご確認ください。

アメックスの法人カードの特典を比較

アメリカン・エキスプレスの法人カードには、多くの特典が揃っています。ここでは、アメリカン・エキスプレスの3つの法人カードの特典を比較していきます。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードの主な特典

まずは、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードの主な特典を8つ紹介します。

空港ラウンジを無料で使える

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードには「 空港ラウンジサービス」が付帯しています。アメックスカードと同一名義の当日搭乗券を提示するだけで利用可能です。

年間の利用回数制限はなく、1名まで無料で同伴できます。主なサービス設備は、次の通りです。

• ドリンクサービス：無料のソフトドリンクやコーヒーなどを提供
• Wi-Fi環境：インターネット接続環境を完備
• 作業スペース： ビジネス用途にも活用できるデスクスペースを用意
• 快適な座席：くつろげるソファなどの設備

空港ラウンジサービスについては以下の記事で詳しく紹介しているので、合わせてご覧ください。

＞＞羽田空港のアメックスラウンジで快適旅！センチュリオン・ラウンジも紹介

スーツケースを無料配送してくれる

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードには「手荷物無料宅配サービス」が付帯しています。自宅から空港間でスーツケースやゴルフバックを無料で配送するサービスです。

対象手荷物と条件は以下の通りです。

• スーツケースやゴルフバッグ（ボストンバッグやダンボールは対象外）
• サイズ：3辺合計160cm以内
• 重量：30kg以内（ヤマト運輸の場合は25kg）
• ゴルフバッグはカバー必須（2024年8月1日以降）

なお、対象となる空港は、東京国際空港（羽田）・成田国際空港・関西国際空港・中部国際空港の4つです。「手荷物無料宅配サービス」を利用するには、出発の7日前までにWebまたは電話で予約が必要になります。

日本語サポートが24時間付いている

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードでは、年中無休の日本語サポートを利用できます。世界中のどこからでも、電話一本で日本語による各種サポートを受けられます。

主なサービス内容は、次の通りです。

• レストランの予約代行
• カード紛失時の海外緊急再発行手続き
• 医療機関の紹介や予約
• 緊急時の各種支援

地域別の専用電話番号が用意されており、アメリカ・ヨーロッパ・アジアなど世界各地からの電話に対応しています。なお、日本国内の旅行ではサービスを利用できません。

海外レンタルサービスを格安で使える

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードでは、海外旅行や出張時に便利な3つの海外レンタルサービスを優待価格で提供しています。

主なサービス内容は次の通りです。

サービス	優待内容
海外WiFiレンタルサービス	・1日のデータ量無制限で使い放題のポケットWiFiがレンタル可能
ポケトークレンタルサービス	・超小型「通訳」デバイス「POCKETALK®」のレンタルが可能
海外用レンタル携帯電話	・インターネット電話が使えない状況でも現地の携帯電話を借りられる

アメックスカード専門のインターネット予約サイトまたは専用電話から予約できます。

ゴルフ場を無料で予約＆手配をしてくれる

アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードを導入すると「ゴルフ・デスクサービス」が付いてきます。国内外の提携ゴルフ場の予約を無料で代行してもらえるサービスです。

ハワイなどの海外ゴルフプランもスムーズに手配できるため、ゴルフ愛好家にとって価値のある内容となっています。ゴルフ・デスク専用電話番号に連絡するだけで予約が可能です。

クラブオフ（Club Off）VIP会員の年間登録料がかからない

アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードを導入すると、「クラブオフ」のVIP会員月会費が無料になります。​​「クラブオフ」は、個人事業主や中小企業向けの福利厚生プログラムで、業務支援やレジャーの割引特典が受けられます。

具体的なサービス内容は、以下の通りです。

• 宿泊施設:：国内外20万ヶ所以上の施設が優待価格で利用可能
• LEC東京リーガルマインド：資格試験受験指導の対象講座が8%オフ
• 資格の大原： 対象講座が7パーセントオフ
• 生活関連サービス：引越し、美容・健康関連の優待サービス

ビジネスからプライベートまで、幅広い分野でメリットを得られます。

会計ソフトとデータ連携ができる

アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは、主要な会計ソフトと自動でデータ連携が可能です。連携できるソフトは以下の3つです。

会計ソフト	優待内容
弥生の会計ソフト	弥生会計オンライン：通常1年無料のところ、最初の2年間無料やよいの青色申告オンラインのトータルプラン：通常半額のところ、初年度無料
freee会計	通常の無料利用期間最大30日間に加え、追加で30日間無料（計60日間）
ROBOT PAYMENT「請求管理ロボ」	導入支援費用無料や利用料割引などの優待を提供

このようなサービスの導入により、経理処理を大幅に効率化できます。

埼玉西武ライオンズのパートナーシップ特典が付いている

アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードには、埼玉西武ライオンズのパートナーシップ特典が付いています。特典内容は以下の通りです。

• アメックス プレミアム VIP チケットの特別販売
• 練習見学会＆サイン会
• アメリカン・エキスプレス プレミアムラウンジ利用

野球をより深く楽しめる特別な体験が用意されており、ファンには魅力的な内容です。アメリカン・エキスプレス プレミアム ラウンジについては、以下の記事で詳しく解説しているので合わせてご確認ください。

＞＞アメリカン・エキスプレス プレミアム ラウンジで『特別なプロ野球観戦』プラチナ・カード特典

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの主な特典

続いて、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの主な特典を5つ紹介します。

大型イベントのスポンサー枠を案内してくれる

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードでは「スモール・スポンサーシップ・サービス」を利用できます。通常、中小企業には参画が難しい大型イベントのスポンサー枠を、小口協賛の形で提供する特別なサービスです。

サービスの主な内容は、次の通りです。

サービス内容	概要
小口協賛の実現	大規模イベントへのスポンサーシップを中小企業向けにカスタマイズし、低予算でも参画可能
ブランディング機会	イベント協賛によって、企業のブランドイメージを向上させる機会を提供
顧客関係の強化	協賛したイベントに取引先を招待することで、ビジネス関係をより深める場を創出
福利厚生としての活用	従業員に特別な体験を提供することで、社内の満足度向上に貢献

予算に限りがある中小企業にとって、効果的なマーケティングを実現できる特典となっています。

キャッシュレス決済「Square」の決済手数料が30万円までかからない

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードを導入すると、「Square」の決済手数料が30万円まで無料です。Square（スクエア）は、スマートフォンやタブレットを利用して簡単にキャッシュレス決済を導入できるサービスです。

初期費用が不要で、小規模店舗や個人事業主でも導入しやすく、売上や在庫をリアルタイムで管理できます。

Yahoo!広告の広告費用5,000円分を受け取れる

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードを導入すると、Yahoo!広告の広告費用5,000円分を受け取れます。この特典を活用すれば、オンラインマーケティングを始める中小企業でも、初期費用を抑えて効率的な広告展開が可能です。

ビジネス・ゴールドカードの会員専用Webサイトを経由して、Yahoo!広告に申し込むだけで、5,000円分の広告費用を受け取れます。無料で初期設定サービスを利用できるため、運用開始前の設定作業に不安がある方でも始めやすいです。

また、Yahoo!広告のターゲティング機能を活用すれば、特定の属性を持つ閲覧者に効果的なアプローチができます。

デル・テクノロジーズの優待特典が適用される

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカード会員向けに、デル・テクノロジーズと提携した特典を提供しています。期間中に対象店で商品を購入するとキャッシュバックを受け取れます。

キャッシュバック金額は、最大7,000円です。対象期間は、4月1日〜9月30日と10月1日〜翌年3月31日の半年サイクルとなっています。

ヘルスケアの無料相談ができる

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードには、ヘルスケアの無料相談サービスも付帯しています。サービス内容は、次の通りです。

• 24時間365日対応の健康相談窓口
• 食事、運動、健康維持に関する専門的なアドバイス
• 適切な医療機関の紹介サービス

こちらのサービスは本カード会員だけでなく、追加カード会員も利用できます。紹介サービスは無料ですが、治療費は本人負担となる点には注意しましょう。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの主な特典

プラチナ・カードには、グリーンカードやゴールドカードには無い豪華な特典が用意されています。ここでは、代表的な6つの特典を紹介していきます。

ビジネス・バッキング・プログラムが適用される

ビジネス・バッキング・プログラムは、デジタル関連の支出に対してキャッシュバックを提供するサービスです。広告宣伝費やビジネスアプリケーションなどの、デジタル関連の支払いをサポートする経費削減プログラムと言えます。

キャッシュバック額は、年間最大30,000円です。半年ごとに対象加盟店で合計20万円（税込）以上を利用すると条件達成になります。

対象加盟店は、Google広告やMicrosoft Advertising、Amazonの3つです。

キャッシュレス決済「Square」の決済手数料が50万円までかからない

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの場合は、キャッシュレス決済「Square」優待もあります。ゴールドカードの場合は、決済売上金額の上限30万円までのところ、プラチナカードの場合、決済売上金額の上限は50万円です。

初期費用を抑えてキャッシュレス決済を導入したい方は、ぜひ活用しましょう。

NIKKEI OFFICE PASSの10回無料クーポンを受け取れる

「NIKKEI OFFICE PASS」は、全国のシェアオフィスやコワーキングスペースを利用できるサービスです。

ビジネス・プラチナ・カード会員には、対象加盟オフィスで利用できる無料クーポンを10回分プレゼントしています。そのため、カード会員は出張先や外出先でも快適に業務を進められます。

なお、ビジネス・グリーンカードとビジネス・ゴールドカードでは、月額料金が最大10%オフで利用可能です。

会員制のスポーツクラブをお得に使える

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードには「スポーツクラブ・アクセス」サービスが付いています。通常は高額な入会金や年会費がかかる会員制スポーツクラブを、都度利用料のみで使えるサービスです。

利用できる施設を3つ紹介します。

• コンラッド東京「水月スパ＆フィットネス」
• グランド ハイアット 福岡「クラブ オリンパス」
• コンラッド大阪「スパ＆フィットネス」

いずれの施設もホテル内にあり、会員制または宿泊者限定で利用できるスポーツ施設です。旅行中や出張先でも、快適な運動環境を確保できる特典です。

対象の国内ホテルで無料宿泊ができる

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードを導入すると、対象の国内ホテルで1泊2日分無料で宿泊ができます(フリー・ステイ・ギフト)。

北海道から沖縄まで、都市型ホテルからリゾートホテルまで、多彩な宿泊施設から選択可能です。

また、2連泊以上の予約で、ホテル内レストランやスパで使える5,000円分のクレジットを受け取れます。

なお、宿泊券は、年会費支払いから約2ヶ月後に郵送されます。有効期限は発行日から1年間です。

トラベルクレジット20,000円分を受け取れる

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードでは、トラベルクレジット20,000円分を受け取れます。トラベルクレジットは、ホテル予約時に利用できる金額分のクレジット（割引）を提供するサービスです。

特典の利用条件は、以下の通りです。

• トラベル オンラインで事前予約/決済
• ホテルのみが対象
• 1回の単一予約で40,000円（税込）以上

この特典は、高級ホテルプログラムを含む多彩な宿泊施設の予約に使用できます。旅行の費用を抑えながら、快適で充実したホテルステイを楽しめる継続特典です。

法人カードの特典を比較する際にチェックした方が良いポイント

最後に、法人カードの特典を比較する際に押さえておきたい具体的なポイントをチェックしましょう。

ポイント①｜年会費と特典の内容はマッチしているか

法人カードを選ぶ際、年会費と提供される特典のバランスを見極めることが重要です。

一般的に、年会費が高めのカードは、空港ラウンジ利用や手荷物無料宅配といった充実した特典が付帯しています。特に、出張が多い企業にとっては大きなメリットです。

一方で、年会費が低いカードでは、特典が限定的であったり、ポイント還元率が低かったりする傾向があります。

大切なのは「自社にとって本当に必要な特典は何か？」「その特典に年会費を支払う価値があるか？」を具体的に検討することです。実際に活用できる特典を確認し、金銭的・業務的な効果を事前に試算することで、費用対効果の高いカードを選びやすくなります。

ポイント②｜ポイントやマイル以外の価値はあるか

法人カードを選ぶ際は、還元率だけでなく、それ以外の付加価値にも目を向けることが重要です。例えば、経費精算システムや会計ソフトとの自動連携機能があれば、入力の手間が削減され、経理業務の効率が向上します。

中には、経営相談やビジネスマッチングなど、経営を支援する特典が付いたカードもあり、経営支援に役立ちます。業務効率や従業員の働きやすさなどにも目を向けることが、自社に最適な法人カードを選ぶ上で大切な視点です。

ポイント③｜自社に合った特典内容か

法人カードを選ぶ際は、業種や経費の使い道に合った特典か見極める必要があります。特典の内容が豪華であっても、自社の業務内容や支出傾向に合っていなければ、導入するメリットは限定的です。

出張が多い企業であれば、出張保険やモバイルWi-Fiの無料レンタルなどの特典が有効です。一方、固定費決済が多い小規模企業の場合、経費支払いによるポイント還元率の高さや、年会費の低さの方が価値が高くなります。

無駄な機能にコストを払うことがないよう、実務ベースでの検討が重要です。導入前には、支出履歴や業務フローをもとに活用シーンを想定しておくと、選定判断がしやすくなります。

ポイント④｜追加カードに特典が適用されるか

追加カードにも、本会員と同様の特典が適用されるか確認しておきましょう。追加カードの発行はできても、本会員とは異なる特典になるケースも少なくありません。

従業員が実際に出張や経費利用をする場合、特典が使えなければ業務の質や満足度に影響を及ぼす可能性があります。また、特典の適用範囲が曖昧だと「使えると思ったのに使えない」といったトラブルの原因となります。

そのため、追加カードに関しても特典の内容や制限を確認し、社内でしっかり共有しましょう。

まとめ：法人カードを選ぶ際は特典を比較しよう

　法人カードの選定ポイントは、特典の内容だけでなく、年会費とのバランスや自社の利用シーンに合うかどうかです。還元率だけでなく、業務効率化や経営支援につながる特典も比較することで、費用対効果の高いカードが選べます。

本記事で紹介したアメックスの法人カードの特典を参考に、自社に最適な1枚を見つけましょう。

プロモーション アメリカン・エキスプレス

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