3月は転職のメリットが多いのはご存じですか?新年度を控え、多くの企業が人材確保を強化するこの時期は、求職者にとっても理想の職場を見つけやすい絶好のチャンスです。
場合によっては4月入社も可能なため、スムーズにキャリアチェンジを実現できるでしょう。しかし3月の転職にはメリットだけでなく注意点もあるため、競争の激化やスケジュール管理の難しさを乗り越え、成功のコツを知ることが重要です。
この記事では、3月に転職活動を行うメリットや成功のポイントを詳しく解説します。3月の転職をうまく活用し、理想のキャリアをスタートさせましょう。
3月に転職をする7つのメリット

3月は新年度に向けて、多くの企業が新たな人材を求めて採用活動を活発化させるため、求職者にとっては転職の良い機会です。また年度末は前職の区切りをつけやすく、新しい環境で心機一転スタートを切る絶好のタイミングです。
以下では、3月に転職を行う具体的なメリットを詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
- 新年度に向けた求人が増える
- スムーズに入社できて環境に適応しやすい
- キャリアアップしやすい
- 前職からスムーズに退職できる
- 転職活動が早く終わる可能性がある
- ボーナス受領後に退職できる
- 駆け込み求人が増える
新年度に向けた求人が増える
業種によっても異なりますが、3月は多くの企業が新年度に向けて組織体制を強化するため、新たなプロジェクトや事業計画に伴い求人を増やす傾向があります。求職者はさまざまな業界や職種から自身のスキルやキャリアプランに合った求人を、この時期に見つけやすくなるでしょう。
大手企業だけでなく中小企業やスタートアップも積極的に採用活動を行うため、選択肢が広がります。例えばIT業界では新しいシステム導入やサービス開始に向けてエンジニアやデザイナーの募集が増加します。
このように3月は求人数が増えるため、転職希望者にとって理想の職場を見つける機会となるでしょう。
スムーズに入社できて環境に適応しやすい
4月の新年度開始と同時に入社する場合、企業側も新入社員の受け入れ準備が整っており、スムーズに業務を開始できます。また新入社員向けの研修やオリエンテーションが行われる時期でもあるため、他の新入社員と共に学びながら職場の文化や業務内容に馴染みやすくなるでしょう。
例えば教育業界では新学期に向けて新しいスタッフを迎えるため、4月入社の場合は他の新入社員と一緒に研修を受けられます。同期との絆も深まるので、仕事へのモチベーションも高まるでしょう。
キャリアアップしやすい
新年度の始まりは、多くの企業で新しいプロジェクトやチームが立ち上がる時期です。このタイミングで転職すると、企業は即戦力として新たな人材に重要な役割を任せることが多く、キャリアアップのチャンスが広がります。
例えば、マーケティング部門では新商品のプロモーション企画が始まるので、即戦力人材として入社した社員がプロジェクトリーダーとして抜擢されるケースもあります。このように、3月の転職は責任あるポジションに早期に就ける可能性があるのです。
前職からスムーズに退職できる
3月は多くの企業で年度末にあたり、業務の区切りがつけやすい時期です。そのため退職の意向を伝えやすく、引き継ぎや業務整理もスムーズに進められます。また企業側も新年度に向けて人員配置を見直す時期であるため、退職が受け入れられやすい傾向にあります。
例えば営業職の場合、年度末で目標達成の区切りがつくため、3月に退職を申し出ることで上司・同僚からの理解を得やすくなるでしょう。
なお、正社員など雇用契約を締結した勤務形態の場合は、希望する退職日から逆算して、いつまでに雇用主の会社側へ告知しなければならないなど、指定があるため注意が必要です。
転職活動が早く終わる可能性がある
3月は企業が新年度に向けて採用活動を加速させる時期であり、採用プロセスが通常よりも迅速に進む傾向があります。そのため求職者は短期間で内定を得られる可能性があり、早期に新しい職場での勤務を開始できるでしょう。
通常3か月程度かかるとされる転職活動も、3月スタートであれば1〜2か月で内定を得られるケースもあります。
ボーナス受領後に転職できる
多くの企業では冬のボーナスが12月から1月に支給されます。現在会社員として就業している場合、3月に転職活動を開始すればボーナスを受け取った後に退職できて、経済的な不安を軽減できます。
また4月入社を目指すことで新しい職場でのボーナス査定期間(12月支給のボーナスの場合は4~9月)に間に合い、次のボーナスを受け取る際にも有利に働く可能性があります。
このように、3月の転職は経済的なメリットも大きいと言えるでしょう。
駆け込み求人が増える
3月は新年度に向けた採用活動の最終段階にあたるため、予定していた人員を確保できなかった企業が、採用基準を緩和して最後の募集を行うことがあります。こうした「駆け込み求人」は通常よりも選考が通りやすく、転職の成功率が高まるでしょう。
これまで希望していた企業から内定を得られなかった場合でも、再挑戦できる機会が生まれる可能性があります。
3月に転職する注意点

3月は多くの企業が新年度に向けて採用活動を活発化させる時期です。求人数が増える一方で、求職者も増加して競争が激しくなるケースがあるため注意が必要です。
ここでは、3月に転職を考えている方が注意すべきポイントを解説していますので、転職活動を有利に進めるための参考にしてみてください。
- 求職者が増加し競争が激化する可能性がある
- スケジュールが忙しくなる
- 入社日が遅れる可能性がある
- 入社後のギャップへの対策が必要
求職者が増加し競争が激化する可能性がある
3月は新年度を前に、多くの企業が採用活動を強化します。これに伴い求人数が増加しますが、同時に転職希望者も増えるため、競争が激しくなります。特に条件の良い求人には応募が集中し、ライバルが増えるでしょう。
このような状況で採用されるには、自己PRや職務経験を明確に伝えることが重要です。エントリーシートの志望動機を練り、書類選考の段階から自分を効果的にアピールできるよう準備しましょう。
スケジュールが忙しくなる
3月は年度末であり、現職の業務が忙しくなる時期です。そのため、この時期に転職活動を行うと短期間で多くのタスクをこなす必要があり、スケジュールが過密になります。
よって早めの準備が不可欠です。転職活動の計画を立て、現職と両立できるようスケジュール管理を徹底しましょう。これなら、どちらの業務も疎かにせずスムーズに転職活動を進められます。
入社日が遅れる可能性がある
3月の転職活動では、入社日が遅れるケースがあります。企業が年度末の業務で忙しく、新入社員の受け入れ準備が整っていない場合に起こり得ます。
このリスクを回避するには転職活動を早めに開始し、内定後は入社日を早期に確定するよう努めましょう。また新入社員が早く活躍できるようチームでサポートする「オンボーディングプログラム」を用意している企業を選ぶことで、入社後の業務への適応がスムーズになります。
入社後のギャップへの対策が必要
3月は企業の採用意欲が高まり、多くの求人が出されます。しかし入社後に業務内容や社内文化が想像と異なるギャップに直面する可能性もあります。企業が採用時に伝える魅力的なイメージと、実際の職場環境が異なることがあるためです。
このギャップを避けるには、選考過程で業務内容や社内文化をしっかり確認し、可能であれば現場の社員と直接話す機会を得られるよう努めましょう。
3月に転職活動を始めるスケジュールは?

3月に求人を出している企業の多くは、5月のゴールデンウィーク明けや6月以降の入社を想定しています。年度末で人事部門も忙しく、採用を急がず慎重に選考を行うケースが多いでしょう。
ここでは5月入社を目指す場合、6月入社を目指す場合のスケジュール例をご紹介します。
5月入社のスケジュール例
2月後半~3月は転職活動が落ち着き、求人が減少し始める時期です。しかし企業によっては採用枠がまだ残っており、3月中に内定を出すために採用活動を継続している場合もあります。
3月に転職活動を始める場合、2月中に準備を終えるのが理想的です。特に2月第1~3週にかけては忙しくなるため、仕事とのバランスを意識しましょう。またインフルエンザや風邪が流行する時期でもあるため、体調管理も重要です。
2月第1~3週:事前準備・転職エージェントへの登録
この期間に事前準備と、転職エージェントへの登録を済ませましょう。2月は本格的に転職活動を始める人が多く、エージェントのサポートを受けるための面談予約や相談に時間がかかることが予想されます。
面談の予約を取る際はコンサルタントの都合も考慮し、いくつか候補日を用意しておくことをおすすめします。
2月第4週:求人検索・紹介・応募
2月の第4週には求人検索やエージェントからの紹介を受け、応募を開始します。エージェントを利用している場合、担当コンサルタントが希望条件に合った求人を紹介してくれます。
気になる企業があれば積極的に応募し、その企業に合わせて応募書類を作成しましょう。
3月:面接・内定
作成した書類が選考を通過すれば、面接に進めます。年度内に内定を出したいと考える企業が多いため、3月上旬に面接日程が集中する可能性があります。
スケジュールを調整し、面接に備えましょう。面接後に内定通知を受け取ったら、転職活動は終了です。その後は退職手続きの準備を始めましょう。
4月:退職手続き
4月は退職のために、業務の引き継ぎや退職手続きを進める時期です。4月は企業全体が新年度のスタートで忙しくなるため、引き継ぎに漏れがないように注意しましょう。
業務マニュアルを作成したり、後任者との打ち合わせを行ったり、問題なく退職できるよう準備を進めることが大切です。また退職に必要な書類や手続きについても、事前に人事部門と確認しておくと良いでしょう。
5月:入社準備と新しい環境への適応
5月に入社する場合、研修や業務の引き継ぎを受ける期間が設けられることが多いです。新しい職場での人間関係や業務の流れを把握し、スムーズに仕事に慣れるよう意識しましょう。
社内のルールやシステムについても早めに理解し、即戦力として活躍できるよう準備を整えておくことが大切です。
6月入社を目指す場合
6月から新たな職場で働くには、遅くとも4月中旬までに前職へ退職の意思を伝え、手続きや引き継ぎを進める必要があります。内定を獲得する時期は3月下旬から4月初旬となり、実質的な活動期間は3月の1か月間です。
3月に本格的な転職活動を開始するには1月・2月のうちから自己分析や企業研究、応募書類の準備を計画的に進めておくことが大切です。3月に入ってから始める場合は、焦らずに情報収集や準備を進めていき、現実的な入社タイミングを踏まえて応募をするようにしましょう。たとえば、思い切ってフリーランスへ転向するという選択肢もありうるかもしれません。
4月入社に向けて転職するコツ

新年度である4月は、多くの企業が新たな人材を迎え入れる時期です。このタイミングでの転職を成功させるには適切な準備と戦略が必要です。ここでは新年度の入社を目指す方のために、効果的な転職活動のポイントを解説していきます。
- 駆け込み求人を利用する
- 気になる企業へ早めに応募する
- 企業の年度末の状況を理解する
- 早めに準備する
駆け込み求人を利用する
3月から転職活動を始めて4月入社を目指す場合、駆け込み求人のチェックが有効です。駆け込み求人は企業が早急に人材を求めているため、選考プロセスが通常よりも短縮される傾向があります。
「4月からの入社も可能」と明記されている求人は、企業側も迅速な採用を意識している証拠です。応募書類を送付する際には希望欄に「4月入社希望」と記載することで、企業に意欲を伝えられます。
ただし急募の背景にはさまざまな理由があるため、企業研究を十分に行い、自身の希望・条件と合致しているかを確認することが大切です。
気になる企業へ早めに応募する
求人が増える時期は、求職者も増加し、人気のある企業や業界では応募が殺到することがあります。そのため、気になる企業の求人を見つけたら、早めに応募して応募枠を確保することが重要です。特に、人気企業の求人は掲載期間が短く、数日で締め切られることも珍しくありません。
応募を迷っている間に募集が終了してしまうリスクを避けるためにも、興味を持った企業には積極的にアプローチしましょう。早めの行動が、希望の転職先への道を開く鍵となります。
企業の年度末の状況を理解する
3月は多くの企業にとって年度末であり、人事部門は新年度に向けた準備や人事評価、組織改編などで非常に忙しい時期です。そのため、書類選考や面接のスケジュールが通常よりも遅れる可能性があります。
また4月に入ると新入社員の研修や異動者の引き継ぎが始まり、さらに忙しくなることが予想されます。このような企業の状況を理解し柔軟に対応することで、選考プロセスを円滑に進められるでしょう。
例えば面接日程の調整や連絡のタイミングなどで配慮を示すと、企業側からの印象が良くなります。
早めに準備する
転職活動には通常3~4か月かかるとされていることから、4月に入社を希望する場合、前年の11月頃から転職活動を開始するのが理想的です。
特に現職の業務が年度末に向けて忙しくなることを考慮すると、余裕を持ったスケジュール管理が求められます。例えば11月から情報収集や自己分析を始め、12~1月にかけて応募書類の作成や企業への応募を行い、2~3月にかけて面接・選考を進めると、4月入社が現実的になります。
このように計画的なスケジュールを立てることで、転職活動をスムーズに進められるでしょう。しかし何らかの事情で、例えば今月中の転職を余儀なくされた場合は、時間を有効活用しつつスピーディーな行動が重要になります。
自分が専門とする業種の会社で、駆け込み求人が出ていないかなど、さっそくチェックしてみましょう。
3月から理想の職場への転職を目指そう

3月は転職活動に最適な時期です。新年度に向けた求人増加やスムーズな入社、キャリアアップのチャンスなど、多くのメリットがあります。また年度末で前職を円滑に退職しやすく、短期間での転職が可能な点も魅力です。
一方で競争が激しくなることや、企業の採用活動が慌ただしくなる点には注意が必要です。スケジュール管理をしっかり行い自己PRを強化することで、成功の確率を高められます。
さらに駆け込み求人を活用したり企業の採用状況を見極めたりすることで、より有利な転職を実現できるでしょう。
このチャンスを活かして、理想の職場で新たなキャリアをスタートさせてみませんか?今すぐ準備を始めて、最高の転職を実現しましょう!
執筆者名Ruben
編集企画CWパートナーシップ・フリサプ編集チーム