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個人事業主の方でクレジットカードを仕事用・プライベート用に分けていないと、経費処理が面倒になったり、利用枠の問題で使い勝手が悪くなったりするため、使い分けるのがおすすめです。
今回は個人事業主がクレジットカードを分けていない理由や分けて使うメリットを詳しく解説します。
個人事業主がクレジットカードを分けていない3つの理由とは?

個人事業主の方がクレジットカードを使い分けていない理由として考えられるのは、主に以下の3点です。
- 支払いのたびに使い分けるのが面倒
- ポイントが分散してしまう
- 2枚分の年会費を支払うのがもったいない
では、なぜクレジットカードを仕事用・プライベート用で分けてないのか、その理由を詳しく見ていきましょう。
支払いのたびに使い分けるのが面倒
支払いのたびに「プライベート用」と「仕事用」でクレジットカードを使い分けるのが面倒な方も多いでしょう。
仕事で使う物品などをお店やネット通販で購入する場合、クレジットカードを切り替えながら使うのは、思っているよりも面倒です。
間違えて「仕事用の物品をプライベート用のカードで買ってしまった」「プライベート用の物品を仕事用のカードで買ってしまった」なども生じるでしょう。
このように面倒になるぐらいならそもそも分けずに使う方が楽だと思うかもしれません。
ポイントが分散してしまう
プライベート用と仕事用でクレジットカードを分けて使うと、貯まるポイントが分散します。
同じカード会社で2枚持ちをするなら、ポイントを一本化して貯めることもできますが、プライベート用と仕事用で別々のカード会社を使う場合は、ポイントが分散します。
ポイントを分散するとポイントが貯まるスピードが遅くなる上に、ポイントを管理する手間もかかってしまうでしょう。
2枚分の年会費を支払うのがもったいない
年会費が有料のクレジットカードを使っている場合、プライベート用と仕事用で2枚分の年会費がかかってしまいます。
クレジットカードの維持コストが増えてしまうため、ビジネスカードにメリットを感じない場合、年会費の支払いが無駄に思えるでしょう。
個人事業主がクレジットカードを分けるべき4つの理由

個人事業主の方がクレジットカードを使い分けるメリットは、主に以下の4点が挙げられます。
- 経費処理がスムーズにできる
- 利用枠を増やせて資金繰りが楽になる
- 年会費が経費になる
- 税理士との連携もスムーズ
面倒だと思っても、さまざまなメリットがあるため、基本的には使い分けをおすすめします。
経費処理がスムーズにできる
仕事用のクレジットカードを使うと、経費処理がスムーズになります。
経費の支払いを仕事用のクレジットカードに1本化しておくと、利用明細を見るだけで経費の管理が可能です。
会計ソフトとの連携が可能なカードも多く、利用明細を読み込むだけで経理業務ができるため、事務作業の効率化にもつながるでしょう。
1枚のクレジットカードでプライベート用と仕事用の決済をまとめていると、明細をチェックした際に、どれが経費の決済か判別しにくくなります。
経費での決済頻度が高い人ほど、ビジネスカードによる経費処理の効率化による恩恵は大きいでしょう。
利用枠を増やせて資金繰りが楽になる
プライベート用と仕事用でクレジットカードを使い分けると、合計の利用可能枠を増やすことになります。
経費の利用可能枠が別途あれば、限度額オーバーで決済ができないリスクも防げるでしょう。
時期によって生活費が急激に増えることがあるため、利用可能枠のやりくりを考えずに経費の決済をしたい場合は、仕事用のクレジットカード発行がおすすめです。
年会費が経費になる
仕事用のクレジットカードの年会費は、全額を経費として計上できます。
使い分けていない場合は、仕事用とプライベート用の支払いの割合に応じて、仕事用で使っている割合のみ年会費を経費計上できます。
ただ、プライベート用と仕事用の利用金額を計算する必要があるため、正確な割合を算出するのは非常に面倒です。
仕事でしか使わないクレジットカードを作っておけば、年会費を全額経費計上できて、節税効果も得られます。
税理士との連携もスムーズ
事業での決済を仕事用クレジットカードに一本化しておくと、税理士への相談もスムーズにできます。
クレジットカードを分けていないと、利用明細を送っても、プライベート用と仕事用の区別がつかないため、相談がスムーズに進みません。
個人事業主の方で税理士との連携をしている方は、クレジットカードの使い分けは必須です。
個人事業主が仕事用のクレジットカードを作る時のポイント

個人事業主の方が仕事用のクレジットカードを作る時は、以下のポイントを意識しましょう。
- 経費の利用額に応じて利用枠を選ぶ
- ビジネスに役立つ特典をチェック
- 年会費やポイント還元率などコスパの高さ
- 会計ソフトとの連携の対応状況
自分に合った仕事用クレジットカードで、ビジネスの効率を高めていきましょう。
経費の利用額に応じて利用枠を選ぶ
経費の利用金額に応じて、十分な利用枠が確保できるクレジットカードを選びましょう。
十分な利用枠があれば、経費の支払いの際にも決済ができないトラブルも避けられますし、ビジネスチャンスを逃すこともないでしょう。
経費の支払いをスムーズに行うためにも、事業規模に見合った利用枠のクレジットカードを作るようにしましょう。
ビジネスに役立つ特典をチェック
ビジネスカードには、仕事で役に立つ特典が数多く付帯しています。
会計ソフトとの連携機能で経理業務の効率化ができたり、空港ラウンジの利用や手荷物の宅配サービスで出張時の利便性を高めたりできます。
その他にも、ホテルやレストランの優待サービスやビジネス情報の提供、福利厚生プログラムなど、個人用のカードと比較してもビジネス向けの特典が豊富です。
年会費やポイント還元率などコスパの高さ
仕事用のクレジットカードも、年会費やポイント還元率などのコスパが重要になります。
とくに、経費で高額な支払いがあるなら、ポイント還元率の高いカードがお得です。
経費で年間100万円を使う場合、還元率0.5%と1.0%では、1年間で5,000ポイントの差が生じます。
何年も使うとかなりの差になるため、ポイント還元率を重視してクレジットカードを選びましょう。
会計ソフトとの連携の対応状況
ビジネスカードと利用している会計ソフトが連携できるかを確認しましょう。
会計ソフトと連携できないと、ビジネスカードのメリットが減少してしまうため、連携することを前提にしてクレジットカードを選びましょう。
利用するクレジットカードに応じて会計ソフトを選ぶというのもおすすめです。
個人事業主が仕事用カードを作るなら「アメックスのビジネスカード」がおすすめ

個人事業主の方が仕事用のクレジットカードを作るなら、アメックスのビジネスカードがおすすめです。
アメックスのビジネスカードには「グリーン」「ゴールド」「プラチナ」の3種類があり、それぞれの基本情報は以下のようになっています。
種類 | アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード | アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード | アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード |
年会費(税込) | 13,200円 | 49,500円 | 165,000円 |
ポイント還元率 | 1.0% | ||
空港ラウンジ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎(プライオリティ・パス有) |
手荷物無料宅配 | ⚪︎ | ⚪︎(ホテル当日宅配有) | ⚪︎(ホテル当日宅配有) |
利用可能枠 | 一律の制限なし | ||
会計ソフトの連携 | 弥生会計/ freee会計 | ||
福利厚生プログラム | 利用可 | ||
健康サポート | ー | ー | ⚪︎ |
宿泊優待 | ー | ー | ⚪︎ |
ETCカード | 無料(20枚まで) | ||
旅行傷害保険 | 国内:最高5,000万円 海外:最高5,000万円 | 国内:最高5,000万円 海外:最高1億円 | 国内:最高5,000万円 海外:最高1億円 |
ショッピング保険 | 年間500万円まで |
クレジットカードとしての機能性の高さに加えて、ビジネスで役立つ特典が盛り沢山なので、個人事業主としてのビジネスをより加速させられるでしょう。
【おすすめポイント】
- 利用可能枠の制限なしで利便性が高い
- 経費の支払いで1.0%のポイント還元
- 大手会計ソフトとの連携で経理の効率化が可能
- ビジネスで役立つ特典・サービスやメリットが豊富
では、それぞれのおすすめポイントについて詳しく見ていきましょう。
利用可能枠の制限なしで利便性が高い
アメックスのビジネスカードは、利用可能枠に一律の制限を設けていません。
個々の保有者ごとの利用状況や支払い履歴に応じて、利用可能枠が設定されるため、事業の成長具合に応じて利用可能枠の変更が可能です。
事前に連絡をすれば利用可能枠の引き上げ審査も受けられるため、経費の決済において柔軟な使い方ができます。
経費の支払いで1.0%のポイント還元
ポイント還元率は1.0%とビジネスカードの中でも高い水準にあるコスパの高さが魅力です。
さらに、新規入会特典も充実しているため、ポイントの貯まりやすさで選びたい方にも向いています。
経費で高額の利用をする機会が多い方だと、年会費分のポイントを貯めるのも可能です。
大手会計ソフトとの連携で経理の効率化が可能
アメックスのビジネスカードでは「弥生会計」や「freee会計」といった大手会計ソフトとの連携に対応しています。
経費の決済情報を自動で会計ソフトに取り込めるため、経理業務や経営分析もスムーズにできるでしょう。
ビジネスで役立つ特典・サービスやメリットが豊富
ビジネスで役に立つ特典が豊富に用意されているため、仕事の効率化や利便性の向上に繋がります。
代表的な特典やサービス、メリットとしては、以下が挙げられます。
経理系 | ・大手会計ソフトとの連携 ・一律制限のない利用可能枠 ・補助金/助成金検索サービス |
出張系 | ・空港ラウンジ ・手荷物宅配サービス ・ホテル優待/アップグレード ・シェアオフィス/コワーキングスペース ・レストラン優待 |
保険系 | ・国内外旅行傷害保険 ・ショッピング保険 |
サポート系 | ・プラチナ・セクレタリー・サービス(プラチナ限定) ・補助金・助成金検索サービス ・プロフェッショナル・サービス(士業のご紹介) |
組織系 | ・社員カードの追加 ・福利厚生プログラム「クラブオフ」のVIP会員無料 |
クジレットカードを分けようか迷っている個人事業主の方向けのQ&A

個人事業主がクレジットカードを分けていないことに関するよくある質問をまとめました。
ここまでの内容で疑問が思い浮かんだ人は参考にしてみてください。
個人用カードとビジネスカードの違いは?
個人用カードと比較してビジネスカードは、仕事で利用するための機能が充実しています。
たとえば、「会計ソフトとの連携などビジネス機能が豊富」「追加カードの発行枚数が多い」などが挙げられます。
ビジネスカードで決済した分の経費に関して領収書は必要?
ビジネスカードで経費の決済をした際には、原則として領収書は不要です。
カード決済自体が「信用取引」に該当するため、領収書は正式な会計処理で認められません。
ただし、社内で経理に対して提出が必要なケースはあります。
領収書の詳しい取り扱いに関しては、税理士への相談をしてください。
開業前の個人事業主でもクレジットカードは作れる?
開業前の個人事業主でもクレジットカードの発行は可能です。
一部のビジネスカードでは、登記簿謄本や決算書がなくても申し込みができます。
個人事業主がクレジットカードを分けていないのは損!

個人事業主がクレジットカードを分けていない理由や分けて使うメリットを解説しました。
支払い方法の管理やポイントが分散するなどの理由で、クレジットカードを分けていない個人事業主の方もいるかもしれませんが、事業の規模が拡大するほど、ビジネスカードの有用性は増してきます。
経理処理の効率化や利用可能枠の増加など、ビジネス面でのメリットが数多くあるため、仕事用のクレジットカードを作るのは非常におすすめです。
今回の記事を参考にして、プライベート用と仕事用でクレジットカードを使い分けてみましょう。
プロモーション アメリカン・エキスプレス
執筆者名mur1mot0tty
簿記2級、FP3級
編集企画CWパートナーシップ・フリサプ編集チーム